NPO法人のなかには「収益が上げにくい」「利用者やメンバーの満足度が上がらない」という課題を抱えた施設が多く存在すると言われています。
特にコロナの悪影響を受けた法人の中には、クラウドファンディングを実施し急場をしのいだり、閉業に追い込まれる施設もあります。
一方で経費を削減するために「ルートサンプリング」という手法があるのをご存知でしょうか。
無料で商品を仕入れることができることから、経費に制約の多いNPO団体でも導入の動きが強まっています。
この記事ではルートサンプリングを活用し、コストゼロでメンバー募集や利用者の満足度をアップできる方法を解説します。
NPO法人におけるルートサンプリングとは
そもそもルートサンプリングとは、何でしょうか?
ルートサンプリングは、施設や店舗、会員登録者など、ターゲットを限定してサンプリングを行う広告の方法です。
店舗や施設を運営する方が、福利厚生やイベントなどで、ルートサンプリング品を配布することで成り立ちます。
ルートサンプリングにより、自社は「コスト0」でサービスを行うことができ、お客さんは「お得」になり、メーカーは「宣伝」になります。
NPO法人でこれを行うことで、新たな集客や、利用者の満足度アップを、完全に無料で行うことができます。人材採用にもつなげることができます。
ここから、3つの活用事例をみていきます。
1 ボランティア活動の募集効率を高めるルートサンプリング
★配布物:日用品など
★配布個数:100個/日
★利用対象:メンバー募集をしているNPO法人
★想定対象:来店した10~30代男女
★時間帯:休日の日中
NPOの活動で、街頭でビラを配ったり、施設で講演を行うことがあると思います。その際にビラだけだとなかなか受け取ってくれないこともあるはず。ルートサンプリングを活かして、筆記具や絆創膏などの日用品を添えることで、配布効果を高めることができます。関西圏で特に有効です。
2 NPOの運営施設にて介護士・保育士募集時のルートサンプリング
★配布物:コスメやスキンケア用品
★配布個数:300個/日
★想定対象:職員採用を行っているNPO法人
★想定対象:10~20代女性
★時間帯:就活イベント時
就活イベントで人材募集を掛ける際、なかなか差別化が難しいのがNPO団体の悩みどころです。そこで他社が取り入れる前にルートサンプリングでプチプラのコスメやスキンケア用品を仕入れ、会場で来場者に向け配布を行うことで、認知度を高める効果が期待できます。
3 就労支援事業の利用者満足度を高めるルートサンプリング
★配布物:健康志向の食品
★配布個数:100個/月
★想定対象:障害者雇用を行っている就労支援事業者
★想定対象:利用者全般
★時間帯:昼食の時間帯
就労支援に参加する障害者の皆様は、従業員でありながらお客様でもあります。少しでも質の高い就労環境を確保するために、昼食や間食を提供するタイミングで、健康志向の無農薬食品や、オーガニック飲料などを差し入れてみるのはどうでしょうか。
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センデン株式会社が運営するヨブタメは、ルートサンプリング向けに各企業が出品したサンプル品を簡単かつ小ロットから入手できる、WEBサンプリング及び試供品マッチングサービスです。
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